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SUPERBOOTH 18 直前情報 : Rob Papen

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Rob Papenはバーチャルシンセサイザープラグイン、Go2のリリースを発表しました。オシレーター部分の2つの波形を組み合わせて、モーフィングすることができるのが大きな特徴です。

公式HPによるとGo2の主な特徴は、下記の通りです。

  • Oscillator Section:The heart of Go2 is the morph oscillator, this oscillator allows you to morph (using Go2’s various morph modes) between two different waveforms.
  • XY Section:The XY pad is combination of a live, interactive control and also an automated programmable modulation source
  • Filter Section:Analog modeled filter.
  • Amplifier Section:The final volume control in Go2 with distortion on voice level.
  • Free LFO Section:Go2 has a Free LFO that generates modulation signals to be used sources in a modulation path.
  • Arpeggiator section:Go2 offers a classic style Arpeggiator with some unique featers, like sequencer mode and unison/chord control per step.

イントロダクション動画も公開されています。

download-2
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Go2には600を超えるプリセットがあり、49ドルという価格帯も魅力的です。

デモ版もダウンロード可能なので試してみてはいかがでしょうか。

Rob Papen
https://www.robpapen.com/Latest-news/go2-released.html

Writer.Miyazaki

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SUPERBOOTH 18 直前情報:UVI Falcon 1.5 / Workstation 3 アップデート

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UVIはFalconとWorkstationの新バージョンアップデートを公開しました。どちらもお気に入り登録とGUIのスケーリング機能を装備するなど、ユーザーインターフェイスとワークフローの向上が見られました。

Falcon 1.5

NEW_PP_FALCON2_OVER_SPLASH

Falconは制限や制約のないサウンドデザインを実現した先進的なクリエイティブハイブリッドインストゥルメントです。その比類のないサウンドクォリティと多彩な機能で多くのユーザーを獲得してきました。これまでにも記事で紹介していますので、細かい機能についてはそちらをご参照ください。

過去の記事はこちら
http://www.miroc.co.jp/now_on_sale/150126-uvi-falcon/

Falcon_UI_Wavetable-Oscillator
Falcon_UI_FreqShifter-Effect

これまで何度かバージョンアップがなされてきましたが、今回の1.5のバージョンアップでは下記の機能が追加されました。

  • お気に入り登録を装備
  • GUIのスケーリング機能を装備
  • WabeTableオシレーターにFM機能を装備
  • FREQUENCY SHIFTERやMIDI DELAY、ベロシティリマッパーなど新エフェクトの追加
  • 音色プリセットが新たに100音色追加

紹介動画も公開されていました。

なおFalconは、在庫限りの25%OFFセールを実施中です。お見逃しなく!

UVI
Falcon ★UVI恒例13日の金曜日セール!在庫限り25%OFF!
¥29,160
本体価格:¥27,000
291ポイント還元

Workstation 3

RESELLER_UVIW3

Workstation 3は、UVIのサウンドバンクライブラリの無料プレイヤーです。多数のスタジオエフェクトと強力なアルペジエーター、無制限パートの装備でライブパフォーマンス向けの機能も備えられています。

今回のバージョンアップではより快適で直観的な操作を実現するために、下記のような機能が追加されました。

・ユーザーインターフェイスを刷新し、ワークフローの向上を実現
・ブラウザーにプリセット音色の”お気に入り登録”機能を装備、より快適な音色選びを実現
・バーチャールキーボードの非表示とGUIのスケーリング機能を装備、様々なディスプレイ環境での適切な表示と操作が可能に

注意:本バージョンより64bitシステム環境専用となります。Windows 32bit版の継続供給に関しては現在検討中です。

Falcon 1.5
https://www.uvi.net/falcon.html#whats-new

Workstation 3
https://www.uvi.net/uvi-workstation.html#whats-new

Writer.Miyazaki

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買い逃し厳禁プロダクト HOT PICK UP!GOLDEN MUSIC FESTIVAL

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20180427_gmf_1390

2018年のGoldenWeekを店頭ワークショップとお得なセールで突っ走る『GOLDEN MUSIC FESTIVAL』を絶好調で開催中!

ロングセラーの定番機から最新のワークフローを実現する次世代機まで合計250以上の品目が最大50%OFFの大型セール『Goleden Selection Sale! 』の中から、買い逃し厳禁の大きなVALUEと確かな機能を持った3製品をPICK UPします。数量限定の本セールは売り切れ製品も続出中。手に入れるならご注文をお急ぎください!

media-integration-20180426-728-90

NEUMANN / U87Ai studio set

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様々な製品が発売されてきたコンデンサー・マイクロフォンの中でも、U87は別格と言って良いでしょう。より暖かみのあるサウンド、よりクリアなサウンド、より解像度の高いサウンド…時代や流行に沿って他にも優れた製品は多くのメーカーから生み出されてきましたが、常に基準はU87シリーズに求められます。

1967年に発売された初代U87から時代とともにモデファイしながら40年の長きにわたり愛され続けるシリーズ最新機種が『U87Ai』です。3つの指向性パターン(無指向性、カーディオイド、双指向性)を持つデュアルダイアフラムカプセルを搭載。10dBのプリアッテネーション・スイッチを搭載し、スイッチオンの場合、音圧レベルを歪み無しで127dBまでレコーディング可能。ローカットスイッチも搭載し低域の干渉を弱めることが可能。

トランジェントの優れたやや中高域にハリのあるサウンドは現在のレコーディング環境から見れば決してフラットとは言えませんが、そのキャラクターが特に声やリード楽器の特徴となる部分を強く押し出し存在感の有るサウンドを作り出します。テープレコーダーの時代にはオーバーダビングによって失われ易かった帯域でもあり、その部分を保管する意味合いも開発当時にはあったと言われていますが、現在でも唯一無二のリファレンスサウンドとして多くのレコーディング環境で活躍していることは言うまでもないでしょう。

U87Aiはスタジオでの一般的な目的のほとんどのアプリケーションや、放送や映画やテレビのために最適。オーケストラのレコーディングのメイン・マイクロホンとして、単一の楽器のスポット・マイクとして、そしてあらゆるタイプの音楽とスピーチのためにボーカル・マイクロホンとして広く使用されています。

U87Aiにジャストフィットする、純正エラスティック・サスペンションEA87とバンドルセットです。

NEUMANNヒストリー

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いまや世界有数のマイクブランドとして認知される『NEUMANN』の歴史は第2次世界大戦以前にまでさかのぼります。

最初に有名になった製品は戦時中に軍用として開発されたマイク『CMV 3』。これはあのヒトラーも演説で使用し、今も写真等で確認することが出来ます。CMV 3は特徴的な中域を持つ真空管のマイクでした 。Blue MicrophonesのBottleがこのスタイルにインスパイアされてデザインされています。

その後現在でもビンテージの頂点に君臨する『U47』が作られ、その次世代モデルとしてコンパクトで指向性の切り替え機能を持たせた『M49』がデビューします。M49は派生モデルを多く生み出し『KM56』『SM69』など真空管にAC701(真空管)を使用したマイクが数多く作られました。

そしてグリルの音の透過特性やボディーの音の解析など、マイク本体の音響特性も考え抜かれてデザインされた『U67』の後、真空管からトランジスタへ時代が変わり遂に1967年に『U87』が誕生します。

U87はU67で培った技術をその当時の最先端のトランジスタ技術に置き換え設計されました。デビュー当時のU87はバッテリーを内蔵することが可能な7Pinコネクター仕様でしたが、それをXLRタイプにしON/OFFスイッチを付けた『U87i』が生まれ、そして録音機材の進化の中で感度を10dB向上させたK870カプセルを搭載した『U87Ai』へと進化を遂げるなど、NEUMANNマイクを代表するU87シリーズは特徴的な音質やキャラクターを変えることなく現在も世界中のレコーディングスタジオで活躍中です。

NEUMANN
U87Ai studio set ★Golden Selection Sale!
¥318,000
本体価格:¥294,444
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ELEKTRON / Digitakt DDS-8

DigitaktはMASCHINEDRUMの廃盤によってぽっかり空いてしまったデジタルドラムマシンの穴を埋めるだけでなく、超強力なサンプラーを搭載したマシン。パラメーターの動きをシーケンサーで記憶できるElektronならではのライブ向けシーケンサーで、リズム作りの常識を破ります。

特徴

  • 8つの内蔵オーディオトラック
  • 8つの専用MIDIトラック
  • オーディオ トラックごとに1つのマルチモードフィルター
  • トラックごとに1つ割り当て可能なLFO
  • ディレイ/リバーブセンドFX
  • サンプリング機能
  • サンプルメモリ64 MB
  • +Driveストレージ1 GB
  • 1/4インチ入力×2、1/4インチバランスド出力×2
  • 高速USB 2.0ポート×1
  • MIDI IN/OUT/THRUポート
  • Overbridge対応

Elektron公式ムービー。スムーズなサンプリングとシーケンサーを使ったトラックの組み立て方がよくわかりますよ!

~2:04
サンプリングは欲しい音を録るだけ録って、そこから前後をクリップしていけばいいんですね。作業が早い。サンプルのSTARTとENDはノブであっというまに選べます。頭に空白があっても鳴ってる最中に切ってもいいです。音を聴きながら直感的にいきましょう。このワークフローはMPCユーザーにもグッとくるんじゃないですか?

~2:51
TUNE、リバース、ビットリダクションなど。サンプラーの基本的な機能をご紹介。FUNCボタンを押すことで気軽にクロマティックな音階を付けられるところがいいですね。打楽器なのかメロ楽器なのか。そんなことも飛び越えてしまいましょう。サンプラーの使い熟こなしは発想力が勝負です!

~5:10
サンプリングネタの音階をシーケンサーのピッチチェンジ情報として記憶させておくこともできます。一般的なサンプラーと違って、ノート別のサンプルをパッドに並べなくてもいいんです。こうすることで、音階をサンプラーエンジンではなくてシーケンサーが支配することができますね。後々、ライブプレイで自由度が上がるのです。

~7:05
Elektronだからできる、こんなハイハットの打ち込み方!なんとスタート点と長さをリアルタイムに変えることで、ハットグルーブを生み出しています!この場合、耳に聞こえないくらいの音が残ったりするので、電子音的なゴーストノートが生まれます。これをDAWとマウスで打ち込むのは至難の技。ノブの動きはシーケンサーに記憶されるので、編集も可能です。

~10:33
ピッチやエフェクトを大胆に自在に操れます。シンセの音階をシーケンサーに任せていた理由はこういうところにあります。フレーズを曲に変えるライブシーケンサーもちろんこのプレイを全てシーケンサーに記憶させることも可能。スタジオでライブをするように作曲。ステージで作曲するようにライブ。どちらでもお好みで。

ELEKTRON
Digitakt DDS-8 ★Golden Selection Sale!
¥74,800
本体価格:¥69,259
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ADAM AUDIO S2V

adam-audio-s2v-back

S2Vは、小規模から中規模のコントロールルームに適したクラシカルな2ウェイ・ニアフィールドモニターです。

Sシリーズのために新開発された7インチの低域ドライバーが35Hz~3kHzの帯域を担い、力強く歪みの無いクリアな低域を豊かなダイナミックレンジで再生します。また、慎重な改良が施されたS-ARTツイーターは新開発のHPSウェーブガイドと調和して働き、非常に精密な音像定位を広々としたスイートスポットで提供します。

そのコンパクトなサイズとは裏腹に、S2Vは強力なパワーを誇ります。350WのD級アンプがウーファーを駆動し、100WのAB級アンプがS-ARTツイーターを駆動します。最大SPLはペアで120dB(ペア)にもなります。

Sシリーズに搭載されたカスタムデザインのDSPは、最適なクロスオーバー設定によって幅広い周波数レンジにおけるリニアかつフラットな応答特性を実現するだけでなく、ユーザー設定が可能なEQとルームアコースティクスに適応するボイシング/チューニング機能を提供します。過大入力に対する高域リミッター機能、AES3デジタル入力、そして将来的な拡張オプションなどの機能も備えたこのDSPは、備え付けのUSBポートよりソフトウェアのアップデートも可能となっており、スピーカーをコンピュータに接続することでDSP機能の制御をコンピュータ上のソフトウェアからも行うことができます。

卓越した周波数特性と、バランスに優れた非常に鋭い音像定位を提供するS2Vは、最も微細な音のディテールをも把握可能にし、多くを要求される現代的なスタジオ環境に理想的なモニタースピーカーです。

ELE™およびSMA™テクノロジーによる新開発のウーファーユニット

adam-audio-ele-woofer-400x300Sシリーズには、ゼロから開発された新しいウーファーユニットが搭載されています。この新しいウーファーユニットの開発では、軽量化と高剛性を実現したハニカム構造のドライバーコーン、高効率かつセルフクーリング機能を持つリニアな磁気回路、振幅ロスの少ないエッジ、リニアなダンパーシステム、クーリングベントを持つシンメトリカルなボイスコイル、そして新形状のフレームなど、新た技術が多く採用されており、すべての面において性能向上のためのリデザインが行われています。

結果、過大な振幅に対しても、ウーファーユニットが分割振動を起こすことなくリニアな動作を保つことが可能となり、また、クーリングベントを設けたことでパワーコンプレッションを最小限に抑えることにも成功しました。さらには、低域再生能力に大きく寄与するバスレフポートの形状も、最適化のために完全にリデザインされています。

これらすべての要素が合わさることによって、より大きなSPLを最小限の歪みで正確に再生することが可能な、非常に優れた低域ドライバーが誕生しました。生の未圧縮音源などを扱うプロフェッショナルの方々にも、耳の聴き疲れを発生させることなく、大きな音で長時間にわたってモニタリングをしていただくことが可能です。

新開発のS-ARTツイーター、カスタムデザインのウェーブガイド

adam-audio-hps-waveguide-400x300S-ARTツイーターは、ADAM Audioがその名を響かせたART(Accelerated Ribbon Technology)ツイーターの進化形となる最新のツイーターです。従来以上に厳格な公差基準が製造工程に導入されており、アルミ削り出しによるカスタムデザインのウェーブガイドが新たに設けられたことで、指向性および音像定位が改善され、より広範囲なスイートスポットを提供します。S5V/Hの両機種では、ミッドレンジドライバーにもアルミ削り出しによるカスタムデザインのウェーブガイドが設けられています。

画期的なDCH™ミッドレンジドライバー

adam-audio-midrange-driver-dch-400x300Sシリーズでは、ミッドレンジドライバーも新開発となっています。新しい100mm(4インチ)のミッドレンジドライバーでは、ドーム型とコーン型の利点を組み合わせたハイブリッドなデザインが採用されており、非常に優れた指向性、低歪み、高能率、そしてフラットな周波数特性を提供します。リニアな磁気回路、振幅ロスの少ないエッジ、リニアなダンパーシステム、そして新形状のフレームなど、新しいウーファーユニットの開発で生まれた様々な技術イノベーションが、このミッドレンジドライバーにも組み込まれています。

ハイパフォーマンスDSPモジュール

adam-audio-dsp-module-400x300新しいSシリーズには、最新世代のSHARCチップをベースに新開発されたハイパワーDSPエンジンが搭載されています。この強力なDSPエンジンは、クロスオーバーの最適なチューニングによってさらに優れた周波数特性/ダイナミックレンジ/解像度を提供し、ルームアコースティクスに適応するためのカスタムEQや将来的な拡張性に対応するデジタル接続などの機能も有しています。

エンクロージャー設計の根本的な見直し

adam-audio-s-series-cabinets-400x300Sシリーズの外観形状は、ADAM Audioが、高度なエンジニアリング技術で知られるドイツで、精密なモニタリングツールを提供する一製造業者であるという背景を色濃く反映したデザインに仕上げられていますが、そのすべては実用的な設計判断の結果を表しています。厚く、重量のあるエンクロージャー材の使用により余計な振動や音の色付けは排除され、不要な音の回折を避けるためにエンクロージャーの角は丸みを帯びた形状となっています。S2およびS3には、天吊りや壁面取付けを可能にするマウンティングポイントが設けられています。

ADAM
S2V (1ペア) ★Golden Selection Sale!
¥350,000
本体価格:¥324,074
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SUPERBOOTH 18 直前情報:EarthQuaker Devices

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SUPERBOOTH 18

YAMAHAが日本国内の輸入代理店を務めるアメリカのハンドメイドエフェクターメーカー、EarthQuaker Devices。

そのEarthQuaker Devicesの日本語版Twitterで意味深なツイートがあり、ちょっとした話題になっています。

そのツイートとは、
「伝言。貴方達を必要としています。私たちはあの根音になり、次元間を共振させるでしょう。今までに人類、精神、そして獣性も聞いた事の無い精密な旋律を得た天空の和音が、無意識な集団精神に一撃を加えます。もうすぐです。時は近づいています。」
という、なんとも謎めいた文章です。

そしてツイートの文言とともに動画もアップされていました。

この動画を見ても謎は深まるばかりです。

これはもしかしたらSUPERBOOTH 18で何か新しい発表があるという予告ではないでしょうか?(EarthQuaker DevicesはSUPERBOOTH 18に出展予定です)

力の入った凝った演出なだけにどんな新製品が発表がされるのでしょう。これは是非SUPERBOOTHで現地取材をしたいですね。レポートをお楽しみに!

EarthQuaker Devices
https://www.earthquakerdevices.com

日本語版Twitter
https://twitter.com/EarthquakerJP?lang=ja

Writer.Miyazaki

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SUPERBOOTH18 DAY1 : XOR Electronics

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SUPERBOOTH18

こちらは昨年のSUPERBOOTH17でベータ版を取材したNERDSEQのトラッカースタイルのシーケンサーモジュール「Hybrid Tracker Sequencer」の完成版です。

★SUPERBOOTH17の記事はこちら

すでに発売もしていて価格は470€。12のCVアウトプットと6つのTrigger/Gateアウトプットを持ち、さらにサンプラー用の2つの独立したオーディオアウトプットも備えます。12のCVアウトプットはCV6にMOD6という分け方がされており、つまり1トラックにつき1CV/1Trigger/1Modアウトという構成になっています。またサンプラーも備えており、6Trackシーケンサー+2サンプルシーケンサーとなっています。サンプルの読み込みやOSのアップデートはSDカードで行います。

SUPERBOOTH18

シーケンサーは64ステップまで組めてトラッカータイプならではの素早い打ち込みやライブにも使えますね。面白いのがノート情報をエディットするときに、ノートとオクターブを別で変更できるところです。これのおかげでオクターブをいじった別バージョンのフレーズみたいなものが簡単に作れます。またシーケンサーはグライドやクオンタイズはもちろん、グルーヴや面白いところではPropabilityも操作することができます。偶発サウンドの面白さはシーケンサーにも必要ですよね!

SUPERBOOTH18

また、モジュレーションマトリックスのような機能もあり、ソースのLFOなども波形の選択からオフセット、インバートなど細かく設定できます。インターナルコントロールだけでなく、MODアウトからソース波形を出力できます。さらに複数のLFOをマージしてMODアウトから出力することもできるので、複雑な波形を作り出すこともできます。

SUPERBOOTH18

またこのNERDSEQはエキスパンダーが非常に充実しています。I/O EXPANDERを使えばMIDIのIN/OUTが拡張され、外部MIDIからのシーケンスレコーディングや、外部機器の演奏が可能になります。

SUPERBOOTH18

さらにゲーム機のコントローラーでTrakerをコントロールしたりもできるとのこと。これは面白いですね。どうしてこの機能をつけたんですか?ときたら「僕がナードだから!」と仰っていました!

SUPERBOOTH18

そしてTriggerとCVを拡張する「More Triggers 16」「More CV 16」が開発中で、これを付ければ非常にハイスペックなゲートシーケンサーとしてシステムの中核を担うようになりそうです。

SUPERBOOTH18

また注目なのが「MATRIX INPUT」です。これはシーケンサーへのデータ入力に用に使うとの事。カーソル操作から離れて直感的に打ち込むことができるようになるみたいです。展示していたのはプロトタイプでまだできませんでした。
本当に作者の情熱が溢れている面白いブランドです!

SUPERBOOTH18

XOR Electronics
https://xor-electronics.com/

Writer:Shibuya

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SUPERBOOTH18 DAY1 : Dave Smith Instruments

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SUPERBOOTH18のDave Smith Instrumentsブースは新製品 Sequential Prophet Xを堂々展示!

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これまでDave Smith InstrumentsはSequentialのブランドロゴが付いたProphetシリーズをリリースしてきましたが、Prophet-6 (Desktop)、Prophet Rev2 (Desktop)に続くProphet Xはサンプルベースの音源とウェーブシェイプ・モジュレーション高解像度オシレーター。そして定評あるアナログフィルターを装備した8ボイスポリフォニックシンセサイザーです。(ステレオ8ボイスもしくはモノラル16ボイスを任意で選べます)発売時期は2018年の6月。約4,000USドル!

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Prophet Xの最大の特徴であるサンプルエンジンは16Bit 48kHz。そこに収録された150GBの珠玉サウンドはアコースティック楽器、電子楽器、そしてアンビエンスやシネマティックなサウンドなど多岐にわたります。これは世界的に知られるサウンドデベロッパー8Dioの手によるもの。公式HP上にて、8Dioは「楽器の持つニュアンスと奏法の全てを捉えることを目的としたサンプリングのアプローチ”ディープ・サンプリング”のパイオニア」と表現されています。

サウンドライブラリはProphet Xが発売されてから8DioのHPからダウンロードできるようになるということです。

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サンプルスタートポイントのエディットできるのでクワイアの頭を削ってシンセパッドに混ぜたりなど自在な音作りに対応。肝はこのミキサー。ある意味Tempestに近いコンセプトも感じます。

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またProphet Xはユーザーオリジナルのサウンドもインポート可能!そのために50GBのストレージが用意されています。(2018年12月ごろに対応予定)

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その他Prophet Xは、sine、sawtooth、pulseの幅を可変可能なウェーブシェイプ・モジュレーションの高解像度オシレーター。4つのLFO、数十ものパラメーターにつながるモジュレーションマトリクス16スロット。最大64ステップのpolyステップシーケンサー、スタジオ品質の2基のエフェクト、純アナログ −24dB/oct ローパスフィルターなどProphet Rev2の機能を継承。シリーズ中もっとも多機能なシンセサイザーで世界中のシンセファンからエールを浴びることでしょう。

Dave Smith Instruments
https://www.davesmithinstruments.com/product/prophet-x/

Writer. Tomita

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SUPERBOOTH18 DAY1 : dreadbox × Polyend

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芳醇なアナログサウンドでファンの多いdreadboxがpolyendとコラボレーションした強力なハイブリッドシンセ「Medusa」を発表しました。

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何がハイブリッドかというとMIXERセクションを見るとわかります。アナログオシレーター3つとデジタルオシレーター3つを備えているからです。WAVE TABLEが使えるのは嬉しいですね。ただ音はデジタルっぽさよりもいわゆるdreadboxの力強いアナログサウンドが際立っている印象です。それでもかなりソリッドなサウンドでした。

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特筆すべきは左側のPolyendのパッドコントーラーセクションです。64個のパッドはもちろんステップシーケンサーになるのですが、ノート以外に3つのパラメーターを同時にコントロールすることができます。パッド一つ一つにX(横)/Y(縦)/Z(押し込む)に対応するセンサーが付いていて三次元の動きに合わせて滑らかにパラメーターが変化します。

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設定方法は簡単で、X/Y/Zそれぞれのターゲットを設定して、(モジュレーションマトリクスのディスティネーションと同じ考え方です。)アマウントを設定するだけです。あとは指でグリグリすると音が変わる変わる!さらに嬉しいことにそれらのパラーメータはステップシーケンサーに記録できます。つまりパラメーターロックですね。

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またパッドはスケール演奏にも対応しています。VOICE メニューからSCALEを選んで、好みのスケールを設定します。サウンドがギャンギャン系で個性的なだけに、しっかりとしたメロディが作れるのは非常に嬉しいポイントですね。

アウトプットはモノフォニックで、ヘッドホンアウトはステレオになっています。USB端子はオーディオに対応していなく、あくまでMIDI/USBとして使用します。全体的に高級感があり、触った質感もとても良いマシンでした。
価格は1,000€で発売は6月を予定しているとの事。楽しみですね!

Writer:Shibuya
dreadbox:https://www.dreadbox-fx.com/medusa/

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SUPERBOOTH18 DAY1 : Endorphin.es

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金色に輝くトリッピーなデザインでお馴染みのEndorphin.esの新製品はなんとBlack&Goldカラー。その名もBLCK_NOIR!読み方は「ブラック・ノワール」ですね。ノワールと言えばそれはもうフィルム・ノワール。毎度楽しみなポスターのアートワークも今回はモノクロで、いつもの女性はまさにフィルムノワール的な4~50年代クラシックスタイルに身を包んでいます。相変わらずイカす!

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このBLCK_NOIRはリズムマシンモジュールでした。7つの音色は全てアナログで生成される生々しいシンセサウンド。Roland CR-78にインスパイアされたサウンドですが、軽い感じは微塵もなく、ダンスミュージックよりのかなりごっついサウンドにチューニングされています。キックの音はもはやJeff MIllsみたいな音で聞いた瞬間に踊りたくなる音です。
またそれらのアナログサウンドにデジタルノイズを混入する事で音の存在感を際立たせることに成功しています。

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Throttleというパラメーターはデジタルノイズを普通のノイズからメタリックなノイズまで変化させるパラメーター。こちらもCVでコントロール可能です。もう一つデジタルなのがエフェクトです。Grand Terminalのエフェクトと同じcabin pressureDSPエフェクトが搭載されております。ディレイをフリーズさせて使うのが非常にライブ的でしっくりきました。サウンドはマスターセクションからマージされてモノラルまたはステレオで出力されますが、 単体で取り出すことも可能です。面白いのはAUX INがあること。つまり単体のサウンドを取り出して外部で加工しまた戻して使えます。本体上部の単体サウンドジャックにパッチングするとマスターから切り離されます。

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また、トリガーが入力されているときは一番下のボタンはミュートボタンとして動作します。トリガーが入力されていないときはマニュアルトリガーボタンになり、手動で発音させることができます。

とにかく簡単操作で、階層はなく直感的にワイルドなドラムサウンドを作り出すのがコンセプトのようです。深い理解が必要になるGrand Terminalとは対極的な存在とMoritzさんは話していました。直感的に触って楽しいマシンは良いですね!

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そしてShuttle ControlもBlackカラーが発売されます。機能は通常のShuttle Controlと全く同じです。金と黒は映えますね!Flap ToolsのENdorphin特別仕様のケースも雰囲気バッチリです。

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さらにお馴染みのあのキャラクターが印刷されたステッカーもデザインがフラットデザインになってさらに可愛くなっていました。

BLCK_NOIRは価格は600€で夏頃の発売を予定しています。Rock oNでもバッチリ仕入れますのでぜひ試してみてくださいね!

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Writer:Shibuya
Endorphin.es:https://endorphin.es/

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SUPERBOOTH18 DAY1 : MFB

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MFBブースには今回も予告なしで新製品が出てました!Tanzbar 2です。Tanzbarといえば日本でもファンの多いアナログリズムマシンですが、今回は2になって、デジタルサンプル、アナログシンセベースなどサウンド面に変化が見られています。また、インスト毎のボリュームが今まではつまみでしたが、これがスライダーになったのでライブの時にはかなり重宝しそうです!デジタルサンプルセクションは3VOICEあり、それぞれにフィルターカットオフ、チューン、ディケイが用意されています。また大きなディスプレイが付いたのもナイスですね。音はバキバキのテクノマシンです!!

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そのほかブースにはDOMINION CLUB、Tanzba Lite、Tanzmaus、そしてモジュラーが展示されていました。

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Tanzbar 2 は価格や970€で夏頃の発売が予定されています。

Writer:Shibuya
MFB:http://mfberlin.de/

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SUPERBOOTH18 DAY1 : FingerSonic

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イタリアのFingerSonicは新製品 Synset FMを発表!

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Synset FMはシーケンサーを搭載した 6オペ 8ボイスのFMシンセサイザー。専用FMドラム・チャンネル×3、シーケンサー、アルペジエーター×2、エフェクト・セクションが用意されていてノブをグリグリ回しながらの直感的なライブプレイを得意としています。昨今簡単に使えるFMシンセがたくさんリリースされるようになりましたがこのSynset FMはその中でも特に音作りが簡単に楽しめる製品となっています。

シーケンスは16ステップシーケンサー。内部ミキサーはライブで重宝するミュート機能付き。16種類のパターンメモリー機能や、これだけで完全な曲を仕上げるSONGモードも搭載。

SUPERBOOTH18F

ドラムチャンネルが3つということでキック/スネア/ハットとして使うことが想像できます。これ1台でベーシックなトラックを完成させることができるので、ライブ機材の中心に据えることでFMシンセ特有の個性を主張できる機材だと思います。

機能は基本が充実したオーソドックスなものですが、やはりFMシンセをライブで手軽に使えるには大きなアドバンテージですね。

価格は未定。今夏に発売を目指したいとのことです。

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続いてこちらのEXP1は新製品ではありませんが、この薄い基板にドラムマシン、TBスタイルのベースシンセ、VAポリシンセを搭載したポータブルなライブマシン。

USB MIDIそしてCV/Gateに対応しているのがミソ。拡張できることでオモチャでは終わらない実力を秘めているかもしれません。

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ヘッドホンアウトと本体に小型スピーカーも装備。電池駆動もできるのでなかなか楽しめそうです。

SUPERBOOTH18
3Dプリンタで出力したスタンドが使われていました。

FingerSonic
http://www.fingersonic.com/products/synset-fm/

Writer. Tomita

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SUPERBOOTH18 DAY1 : Holonic Systems

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SUPERBOOTH18

国の境界を越えてヘルシンキ、ブリュッセル、バルセロナを拠点にするHolonic Systemsは生物学を応用し電子音楽の制作やライブパフォーマンスに新しい楽しさを提供するメーカーです。

SUPERBOOTH18

SUPERBOOTH18のブースではモーションセンサーの動きを読み取って様々な信号へ変換するコントローラーApp Holonが展示されていました。

ウェアラブルなコントローラーということで「よくあるやつかな」と思っていたのですが、Holonはそういう簡単なものではないようです。HolonはHolonic Systemsが提唱する、人の生体情報を数値化して電子楽器のパラメーターとして使う「BIO MUSIC」のインターフェースとして機能するということです。

とはいってもここでは難しい話は抜き。コントローラーをヨーヨーにつけてブン回してみたり靴に付けて走り回ったりする動画を観ていただきましょう。

SUPERBOOTH18
SUPERBOOTH18

まずモーションセンサーは、Bluetooth対応の3rdパーティー製のもの利用します。ここではmovesense社のセンサーが使われています。こういったものはランニングや自転車競技などでログを残す為に用いられるものです。

SUPERBOOTH18

ということでApple WatchでもOKなのですが、こういった多機能のセンサーを使うと心拍数や体温、血圧、姿勢などの情報も使うことができるということ。人間の生体情報までも電子楽器のパラメーターの一つとして使う「BIO MUSIC」はメーカー曰く没入型の音楽制作だということです。

これらセンサーから受け取った動的情報はHolon Appでデータ化され、電子楽器をコントロールする様々なデータに変換されます。

SUPERBOOTH18

Appからシンセ側へ出力する仕組みはまだ試作段階のようですが、コンシューマー版のAppが間も無くリリース予定ということです。完成形はどのようなものになるのか。機材を拡張することで可能性を増すモジュラーシンセが賑わうSUPERBOOTH18だからこそ様々な想像が尽きません。

Holonic Systems
https://www.holonic.systems/

Writer.Tomtia

SUPERBOOTH18

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SUPERBOOTH18 DAY1 : IK Multimedia

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SUPERBOOTH18の大きな話題の一つがこれ。なんとあのIK MultimediaがSoundmachinesとコラボレーションしたアナログシンセ UNO SYNTHを発表しました!

IK MultimediaはAlesisの名機AndromedaやSyntronikの開発で中心となったエリク・ノーランダー氏が在籍。本製品の開発に大きく関与したということなので期待が膨らみます。

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UNO SYNTHは2VCOのモノアナログシンセ。回路は完全アナログです。

  • 完全アナログ・オーディオ回路による2つのVCO、ノイズ・ジェネレーター、レゾナンス・マルチモードVCFとVCA
  • 鋸波、三角波、パルス波(矩形波でパルス・ウィズ・モジュレーション可能)間を連続的に可変でき、ホワイト・ノイズ・ジェネレータも搭載された、2つの独立したVCO
  • 2ポールOTAベースのアナログ・レゾナンス・スウィープが可能なマルチモード(LP/HP/BP)フィルター
  • クラシックなシンセにおけるフィルター・インプットの歪みの再現、暖かみのあるサチュレーションの付加、アグレッシヴなディストーションまで可能な、特別設計のデュアルステージ・オーバードライブ
  • ピッチ、フィルター、アンプ、パルス・ウィズ・モジュレーションを含むオシレーターの波形を連続変調可能な、7種のLFO。(サイン波、三角波、矩形波、上昇鋸波、下降鋸波、ランダム、サンプル & ホールド)

2VCOは波形のモーフィングが可能なので個性的なサウンドもお手のもの。モノシンセとはいえ十分なスペックですね。IK Multimediaの力の入れようが分かります。

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さらに400gの超軽量ボディ、電池&モバイルバッテリー駆動対応。押した時だけ掛かるエフェクトもライブに嬉しい仕様。これだけ魅力が詰まったUNO SYNTHは2018年夏に発売予定。価格はなんと¥25,000(税抜き)!学生さんにも嬉しいこの価格!楽しみですね!

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ブースでもSoundmachinesとコラボレーション。

最後にErik Norlander氏による解説ムービーをお届けします。

IK Multimedia
http://www.ikmultimedia.com/jp/news/?item_id=14082

Writer.Tomita

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SUPERBOOTH18 DAY1 : Polivoks

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スクリーンショット 2018-05-04 12.14.09

と書いてポリボックスと読むPolivoksは、知る人ぞ知るロシアのシンセサイザー(製品名でありメーカー名でもあります)。

Polivoks(画像はWikipediaより転載)

その名を世界に知らしめたのは1982年から1990年のソビエト連邦時代に生産されたこのPolivoksシンセ(メーカー名=製品名なので少々わかりづらいですが)。当時の西欧で非常に知名度があったということです。

Polivoksシンセはデュオフォニックのアナログシンセ。ソ連の無線通信技術を応用してRoland、KORG、Moogなどに近いアナログシンセサウンドを目指して開発され一部のファンの間では「ソ連製MOOG」と呼ばれることも。しかしPolivoksシンセは当時としては珍しいローパス/バンドパスを切り替えできるフィルターやADをループできるエンヴェロープなどを持っているなど個性的な機能も持っています。

Polivoksシンセはこれまでに出荷台数は10万台を超えているとの資料があります。ノスタルジックな西欧文化にインスパイアされたバンドやアーティストに人気で、現在はヴィンテージ市場で$1000前後で取引されています。

Polivoksについて日本語の資料としてはもっとも詳しいと思われる記事をRock oN メールマガジンでモーリー・ロバートソンさんが書き下ろしてくれています。興味を持った方はぜひチェックしてみてください。当時の時代背景の勉強にもなりますよ。


mailman_morley1こちらをクリック

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さて、そんなPolivokシンセをラック筐体にして現代に蘇らせたのがこのPolivoks Reissue。2016年に100台のみ限定生産され価格は$1850。PolivoksのHPから通販でのみ購入することができます。当時と同じくパラメーターなどは全てロシア語。

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でも安心(なのか?)。底部に翻訳が載っています。

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見慣れないロシア語のフォントやQRコードが美しい模様に思えてワクワクするシンセですね。

Polivoks
http://polivoks.pro/

Writer. Tomita

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SUPERBOOTH18 : DAY1 INDEX

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SUPERBOOTH18 DAY2 : moog

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moogのDFAM

Drummer From Another Motherの頭文字、DFAMはセミモジュラー・アナログ・パーカッション・シンセサイザー。すでに発売されている製品ですが、Moogブースには別カラーで、かつ、
・KICK-BASS & SNARE
・ELECTRO THUMP
・BIG BOTTOM BASS
とラベリングされた3台をつなぎ、ファンキーなリズムを出しながら展示されていました。

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2018050520180504SB_2Day_2_33_

オシレーター2基(矩形波/三角波)、ホワイト・ノイズ・ジェネレーター、ローパス/ハイパス切り替えのトランジスター・ラダー・フィルター搭載。

moogのDFAM

8ステップのステップ・シーケンサーも搭載。

moogのDFAM
moogのDFAM

また、こちらはSUB37の後継になるシルバーカラーモデル。

moogのSUB37

moog

https://www.moogmusic.com

Writer. Tsune

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SUPERBOOTH18 DAY2 : Roland

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SUPERBOOTH18

SUPERBOOTH18 話題
SUPERBOOTH 新製品

Rolandのブースは宇宙船や宇宙服姿の人が展示され未来的なイメージでした。乗組員の無重力訓練をするような機器も!

SUPERBOOTH18
SUPERBOOTH18

SYSTEM-500シリーズ、新機種4製品が展示!

SUPERBOOTH

直前情報でも紹介したユーロラックモジュラーシンセサイザー「SYSTEM-500シリーズ」が、新たに発表された4機種を加えて展示されていました!すでに発売されている5機種と合わせての展示は、往年のアナログ・システム・シンセサイザー「SYSTEM-100m」を彷彿させます。新たな4機種も米国PortlandにあるMalekko社と共同開発がされています。

SYS-510

SUPERBOOTH18
SYSTEM-100m 110をベースとし、シンセサイザーの音づくりの基本となる要素 VCO(オシレーター)、VCF(フィルター)、VCA(アンプ)の3種類をまとめたモデル

SYS-505

SUPERBOOTH18
1970年代に発売されたアナログ・シンセサイザーRoland SH-5からインスピレーションを受けたフィルター

SYS-555

SUPERBOOTH18 話題
System 100m 150/165をベースに、ポルタメント、サンプル&ホールド、ノイズ、リング・モジュレーター、LFOを一つにまとめたモデル

SYS-531

SUPERBOOTH18 新製品
System 100m 131出力モジュールに基づいて6チャンネルの入力をもつミキサー

SUPERBOOTH18

それ以外ではBOSSのDigital Delay DD-500らしき製品がユーロラック仕様となってマウントされていました!(ロゴがBOSSではないようですが・・)

詳細は今のところ不明ですがこちらも気になります。

Roland

https://www.roland.com/global/promos/system-500/

Writer.Miyazaki

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SUPERBOOTH18 : DAY2 INDEX

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SUPERBOOTH18 DAY2 : Erica Synths

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SUPERBOOTH18のErica Synthsブース

大人気のErica Synthsのブースは今回も大盛況!お馴染みのEricaメンバーは皆革ジャンに身を包み、漆黒のモジュールがフルラインナップでずらりと展示されハードな世界観で統一されていました。drum systemからgraphic series、そしてblack seriesと壮観でした。

Erica Synths
Erica Synths

今回デモをお願いしたのは個人的に大好きなDrum Series。pico drumも好きなのですがフランスのE-LICKTRONICとコラボレーションした909スタイルのdrum systemのサウンドがかなり好みです。

Erica Synths

E-LICKTRONICは人気DIYキットノYOCTO(TR-808)とNAVA(TR-909)のデベロッパーです。またサンプルの読み込みやスライス、スライスしたサンプルを個別にトリガーしたりできる多機能サンプルドラムモジュールsample drum(画像左上)があったり、ericaの誇るデスクトップACIDマシン、ACIDBOXのフィルターにインスパイアされた強力なVCFを持つモノシンセモジュールbassline、そしてダイナミックリズムサウンドに欠かせないオーバードライブモジュールdual driveなど、リズムマシンに必要な全てのモジュールがラインナップされているのがこのdrum seriesです。

Erica Synths

そしてそれらを束ねる高機能シーケンサーがこのdrum sequencer。完全に909&303スタイルに照準を合わせた仕様になっていて16のトリガーアウト、リズムを組む際に超重要なアクセント(drum seriesの音源モジュールは皆アクセントを受けられます!)が12アウト、そしてドラムにベースラインを絡ませるためのCV/Gateも備わっています。これは前述のbasslineをぜひ使っていただきたいところ。

Erica Synths

そしてトラックごとにパターンレングス、タイムシグネチャー、シャッフルが自由に設定できるのでポリリズムが簡単に作れます。さらにステップごとにリトリガーやプロパビリティ(発音させる確率の設定)が設定できるのでさらにユニークでオーガニックなパターンが組めます。

ではそのサウンドと打ち込みを動画で確認してください!

Writer:Shibuya

Erica Synth

http://www.ericasynths.lv/en/home/

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SUPERBOOTH18 DAY2 : SyntoNOVO

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SyntoNOVO

知る人ぞ知るシンセブランドSyntoNOVOのブースがありました。SyntoNOVOはフィルムコンポーザーだったFelix Visser氏が立ち上げたシンセブランド。その前身は1973に設立されたSyntonでした。そして1973年にアナログシンセ初代Syrinxを製作します。初代SyrinxはキーボードでVCOをスプレッドできたり、ステイトバリアブルフィルターを備えた攻めたシンセがリリースされることはありませんでした。そして約10年の歳月が流れ、82年に新しいデザインのSyrinxを遂にリリースします。カーティスのチップの登場がSyrinxの開発に大きく貢献したようです。激レアシンセでPerfect Circuit Audioさんに動画があるのでぜひ検索して見てください。

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さぁそして時は流れて2017年、SUPERBOOTH17でなんと新製品POPを発表。こちらはシンセのサウンド表現を徹底的に追求し、キーボードが3Dコントロールに対応した意欲的な製品でした。そしてそれをさらに改良したのが今回発表されていたPANなのです。ちなみにSyrinxもPANモギリシャ神話に登場します。PANはパーンパイプから取っているとのこと。

SyntoNOVO

デザインめちゃくちゃかっこいいですね。。。。。スペックを見てみましょう。かなりキテます。まずPOPから受け継がれているXYZの3Dコントロールというのは最近だとROLIの5Dタッチを想像してもらえるとわかりやすいのですが、鍵盤を打鍵してノートを発音させるだけでなく鍵盤をそこからX(横)Y(縦)Z(押し込み)に動かすことによってコントロール情報を送れるというのものです。XYZにはPANに搭載されているあらゆるパラメーターを任意にアサインできます。パラメータのアサインや設定値の確認は中央の大型グラフィックディスプレイで見やすいです。

SyntoNOVO

・XYZ full 3D Keyboard control
・velocity、AT、Z-impact
・3 multi function analog oscillators
・4 sine wave analog oscillators
・1 analog state variable filter
・14band formant analog filter bank
・4 band additive synthesis
・umpteen analog amplifiers
・umpteen ADSRs
・umpteen ADs
・umpteen LFOs
・analog & digital noise source
・ring modulators
・FX inserts
・analog keyboard cv
・MIDI in/thru/out/USB
・duophoni/poly over MIDI

SyntoNOVO
SyntoNOVO

Felixさんに解説動画を撮らせてもらいましたのでぜひサウンドを確認してください!

2019年頃の発売を見込んでおり、完全限定の受注生産。価格は3500ユーロより高くはしないつもりとのこと。音源系はノイズ以外全てアナログ。隠れモンスターマシンですね!

Writer:Shibuya
SyntoNOVO:

Writer:Shibuya

SyntoNOVO
http://syntonovo.com/

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SUPERBOOTH18 DAY2 : Genki Instruments

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アイスランドの新進気鋭のメーカーGenki Instrumentsのブースでは、指輪型のウェアラブルMIDIコントローラーwaveが展示されてました。

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このwaveは指輪型のコントローラというのが画期的です。ON/OFFボタンが3個付いていて、手の動きでサウンドやエフェクトをコントロールするコマンドをBluetooth経由で送ることができます。

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モジュール側のインターフェースがwavefrontで、5つのパラメーターをCVに変換できるインターフェースです。

百聞は一見にしかず、是非その機能を動画でご覧ください!Genki InstrumentsのCEOであるOlafur Bjarki Bogason氏が解説してくれました。

音の反応がいいですね!机を叩くことでキックドラムのトリガーとなったり、手の動きでシンセのフィルターカットオフやシーケンス情報のクオンタイズなどが変化しているのがわかります!

CEOのBogason氏は大学で電気工学を学んだ方で、コントローラー開発をスタートしたきっかけは、
「オーディオを扱うシンセモジュールは素晴らしい製品がすでにたくさんあるが、どんな素晴らしい音が出るモジュールでもコントローラがダメなら使えない。」
ということだそうです。こうした柔軟な発想が画期的な製品を生むのですね。

どちらもプロトタイプですが、Indiegogoにてクラウドファンディングによる資金募集もされていて年内の発売を目指しているそうです。

音楽パフォーマンスの可能性を広げてくれる楽しみな製品。今後の動向に期待したいです!
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Genki Instruments
http://www.genkiinstruments.com/

Writer.Miyazaki

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